メリーランド州ゲーサーズバーグ –2015年6月4日– 独自の新規ワクチン技術に基づく治療用および予防用ワクチンと次世代抗体医薬の研究開発を進め、ゲーサーズバーグを拠点とするバイオテクノロジー企業である VLP Therapeutics, LLC(「VLP」)は、ジョンズ·ホプキンス大学ブルームバーグ公衆衛生学部と、VLP のマラリアワクチン候補に関する共同研究を開始したことを発表しました。
VLP の共同創業者兼最高経営責任者である赤畑渉博士は「ジョンズ·ホプキンス大学ブルームバーグ公衆衛生学部との提携に、我々は非常に興奮しています。ジョンズ·ホプキンス大学ブルームバーグ公衆衛生学部は、マラリアの治療と管理の科学研究を行う、トップクラスの研究機関です。マラリア研究における学部の豊富な経験と専門知識は、弊社の i-αVLP 技術に基づいたマラリアワクチン候補の開発を促進させるでしょう」と語りました。「マラリアは、世界で最も深刻な公衆衛生問題の一つであり、多くの発展途上国で主要な死因となっています。2012年、マラリアは2億700万症例あり、627,000人が死亡しており、しかもそのほとんどは5歳未満の子供でした。安全で有効、かつ手頃な価格のマラリアワクチンの開発が必要ですが、現在のところ利用可能なワクチンはありません。弊社の新規 i-αVLP 技術により、この致命的な疾患を根絶できる有効なワクチンを開発することに、VLP は全力で取り組みます」と、赤畑博士は続けました。
ジョンズ·ホプキンス大学ブルームバーグ公衆衛生学部について
1916年の設立以来、ブルームバーグ学部は、世界中の公衆衛生問題の解決策を生み出すために、研究、教育、および実践を進めています。教員、スタッフ、および学生は、天然痘の根絶を支援し、飲み水を安全なものにし、子どもの生存率を向上させ、HIV の蔓延を減少させ、タバコの煙の危険性を明らかにしました。現在、研究者と科学者たちは、マラリアを排除し、健康的な行動を増加させ、慢性疾患の犠牲者を減らし、母子の健康を改善し、老化の生物学を変える方法を発見しようとしています。ブルームバーグ学部は日々、新しい研究を開拓し、現場の知識を動員し、明日の公衆衛生の指導者を教育することによって、世界中の何百万の人々を病気と怪我から安全に守るべく働いています。