私たちについて

About Us

VLPセラピューティクス・ジャパン(VLPTジャパン)について

VLP Therapeutics Japan株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:赤畑渉)は2020年、米国VLPセラピューティクスの100%子会社(当時)として設立されました。2023年現在、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)1AMED先進的研究開発戦略センター(SCARDA2及び厚生労働省3の支援により、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)等に対するワクチンを、VLPセラピューティクス保有の自己増殖RNA(レプリコン)技術を用いて研究・開発中です。

  1. AMED事業名:令和2年度「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対するワクチン開発」(2次公募)/課題名「自己増殖RNAテクノロジーを用いたわが国における新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対するワクチン開発」
  2. AMED SCARDA事業名:令和5年度 「ワクチン・新規モダリティ研究開発事業(一般公募)」/課題名「レプリコンプラットフォームテクノロジーを用いた今後出現する株を含めたユニバーサルコロナワクチン開発」
  3. 厚生労働省:ワクチン生産体制等緊急整備事業(第2次公募)採択結果

VLPセラピューティクス(VLPT)について

VLP Therapeutics, Inc.(本社:米国メリーランド州ゲイサーズバーグ、CEO:赤畑渉)は2013年、世界の「満たされていないメディカル・ニーズ」に応え、従来のワクチン療法を一変する革新的な治療法を開発するため、赤畑渉が上野隆司博士、久能祐子博士らと設立しました。2023年現在、がんに対する治療ワクチンと、マラリア、デング熱等感染症に対する予防ワクチンの研究開発を進めています。

赤畑渉(あかはたわたる)について

1997年、東京大学教養学部卒業、京都大学人間・環境学研究科入学。京都大学ウイルス研究所の速水正憲教授のもとHIVワクチンの研究開発に携わり、2002年に博士号取得。同年~2012年、米国立衛生研究所(NIH)ワクチン研究センター勤務。2009年からウイルス様粒子(VLP)を使ったチクングンヤ熱ワクチンを開発。2010年、同ワクチン研究成果を米科学誌Nature Medicineで報告1、VLPが表紙を飾る。2012年、同ワクチン他3種類のアルファウイルスワクチン開発でNIH最高賞Director’s Award受賞。2023年現在、VLP Therapeutics, Inc. CEO、創業者。VLP Therapeutics Japan株式会社 代表取締役、創業者、最高研究開発責任者。東京工科大学 客員教授。京都大学医学研究科 特任准教授株式会社フェニクシー スペシャルフェロー

  1. Wataru Akahata et al. A virus-like particle vaccine for epidemic Chikungunya virus protects nonhuman primates against infection. Nature Medicine 16, 334–338 (2010)

代表からのメッセージ

ワクチンは、過去数世紀における最も重要な発明の一つです。有効なワクチンは、地域的および世界的に流行する伝染病を根絶し、数百万人の命を救います。私は研究の現場を離れ、この VLP Therapeuticsを設立いたしました。

そして現在有効な治療法がない病気への治療を目的とした次世代ワクチン技術の開発に真剣に取り組んでおります。

弊社は、自社の i-αVLP ワクチン技術が画期的な治療法を生み出し、世界の公衆衛生の改善に大きく貢献する可能性があると信じております。

赤畑 渉

代表インタビュー・講演(一般公開・共有許可映像)

  • 2021/3/1|VLP Therapeutics チャンネル|赤畑渉150秒インタビュー:VLPセラピューティクスが開発するマラリア、がん、新型コロナウイルスのワクチンについて【一般向け】

VLP Therapeutics の由来と当社の使命

VLP Therapeutics は、赤畑博士が発明した、より安全で効果のある VLP ワクチン及びレプリコン(次世代mRNA)ワクチンを開発し、マラリア、デング熱、新型コロナウイルス、季節性インフルエンザなどの感染症や、がんなど人類の敵である病気の根絶を目指しています。

VLP ワクチンは、見かけは病気を引き起こすウイルスとそっくりですが、ウイルスの遺伝子がないため、感染はせずに免疫反応だけを引き起こします。通常ワクチンはそのウイルスの遺伝子を持つため、ウイルス増殖及び病気を引き起こす危険を伴いますが、このワクチンはその危険性がないため、非常に安全です。

レプリコン(次世代mRNA)ワクチンは、少量の接種で十分な抗体が作られる、自己増殖型のmRNAワクチンです。現行のmRNAワクチンと比べて10~100分の1程度の接種量となることから、短期間で日本全人口分の製造が可能となることと、副反応が低減されることが期待されます。