読売新聞で、VLPセラピューティクス・ジャパンが国内6機関と共同研究開発を進める新型コロナワクチンに関する記事が掲載されました。
- 掲載元リンク:2021/11/5 読売新聞「mRNA原薬を国内製造、コロナワクチン初の量産拠点…タカラバイオ」
読売新聞で、VLPセラピューティクス・ジャパンが国内6機関と共同研究開発を進める新型コロナワクチンに関する記事が掲載されました。
VLP Therapeutics Japan合同会社(本社:東京都千代田区、代表職務執行者:赤畑渉)は2020年、米国VLPセラピューティクスの100%子会社として設立されました。2021年現在、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)(*1)及び厚生労働省の支援(*2)により、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対するワクチンを、VLPセラピューティクス保有の自己増殖RNA(レプリコン)技術を用いて国内6機関(*3)と共同研究開発中です。同ワクチン製剤の製造は、富士フイルム株式会社が行う予定です(*4)。
(*1) AMED事業名:令和2年度 「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対するワクチン開発」(2次公募)/課題名:「自己増殖RNAテクノロジーを用いたわが国における新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対するワクチン開発」
https://www.amed.go.jp/koubo/11/02/1102C_00002.html
(*2) 厚生労働省ワクチン生産体制等緊急整備事業(第2次公募)採択結果
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_20482.html
(*3) 本コロナワクチンの共同研究開発機関:医薬基盤・健康・栄養研究所(NIBIOHN)、国立病院機構 名古屋医療センター、北海道大学、大阪市立大学、国立国際医療研究センター(NCGM)、大分大学
(*4) 富士フイルム株式会社プレスリリース(2020年10月1日付け)「バイオテクノロジー企業VLP Therapeutics社と新型コロナウイルス感染症ワクチン候補の製剤の製造受託契約を締結」
https://www.fujifilm.com/jp/ja/news/list/5493
VLP Therapeutics, Inc.(本社:米国メリーランド州ゲイサーズバーグ、CEO:赤畑渉)は2013年、世界の「満たされていないメディカル・ニーズ」に応え、従来のワクチン療法を一変する革新的な治療法を開発するため、赤畑渉が上野隆司博士、久能祐子博士らと設立しました。2021年現在、がんに対する治療ワクチンと、マラリア、デング等感染症に対する予防ワクチンの研究開発を進めています。
1997年、東京大学教養学部卒業、京都大学人間・環境学研究科入学。京都大学ウイルス研究所の速水正憲教授のもとHIVワクチンの研究開発に携わり、2002年に博士号取得。同年~2012年、米国立衛生研究所(NIH)ワクチン研究センター勤務。2009年からウイルス様粒子(VLP)を使ったチクングンヤ熱ワクチンを開発。2010年、同ワクチン研究成果を米科学誌Nature Medicineで報告、VLPが表紙を飾る(*5)。2012年、同ワクチン他3種類のアルファウイルスワクチン開発でNIH最高賞Director’s Award受賞。2021年現在、VLP Therapeutics, Inc. CEO、創業者。VLP Therapeutics Japan合同会社 代表職務執行者、創業者、最高研究開発責任者。東京工科大学 客員教授。京都大学医学研究科 特任准教授。株式会社フェニクシー スペシャルフェロー。
(*5) Wataru Akahata et al. A virus-like particle vaccine for epidemic Chikungunya virus protects nonhuman primates against infection. Nature Medicine 16, 334–338 (2010)
https://www.nature.com/articles/nm.2105