【ニュースリリース|発信元:福岡県庁】VLPセラピューティクス・ジャパン(株)が服部知事を表敬訪問します

福岡県庁プレス発表資料より抜粋】県では、久留米地域を中心に「福岡バイオバレープロジェクト(※1)」を推進しており、医薬品、バイオツール、機能性表示食品などの研究開発を支援しています。新型コロナウイルスなどの感染症予防ワクチン、がん治療ワクチンの研究開発で注目を集めるバイオベンチャーのVLP セラピューティクス・ジャパン (株)(以下「VLPTジャパン社」)は、現在、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)及び厚生労働省の支援により、レプリコン(次世代mRNA)技術を用いた新型コロナウイルス感染症等に対するレプリコンワクチン(※2)を開発しています。この度、VLPTジャパン社が、経済産業省の補助事業(※3)に採択され、国内のワクチン開発・生産力向上に向け、久留米リサーチ・パークにおいて、治験用ワクチン製造拠点の整備に着手しました。その報告のため、5月29日(月)に、服部知事を表敬訪問します。VLPTジャパン社が、本県に治験用ワクチンの製造拠点を整備することで、ワクチンの研究開発を行っているバイオベンチャー等の企業集積を加速させ、本県が進める福岡バイオコミュニティ(※4)の形成・発展に大きく寄与するものとなります。【以上抜粋】

訪問当日の写真(提供:福岡県庁)

服部誠太郎 福岡県知事(左中央)らに報告・説明をする赤畑渉 VLPTジャパン代表取締役(右手前から2番目)
(左から)田代裕靖 久留米リサーチ・パーク代表取締役専務、原口新五 久留米市長、服部誠太郎 福岡県知事、赤畑渉 VLPTジャパン代表取締役、原口剣生 福岡県議会議員

関連報道・リンク等

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VLPセラピューティクス・ジャパンについて

VLP Therapeutics Japan株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:赤畑渉)は2020年、米国VLPセラピューティクスの100%子会社(当時)として設立されました。2024年現在、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)*1、AMED先進的研究開発戦略センター(SCARDA)*2 及び厚生労働省*3 の支援により、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)等に対するワクチンを、VLPセラピューティクス保有の自己増殖RNA(レプリコン)技術を用いて研究・開発中です。

  1. AMED事業名:令和2年度「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対するワクチン開発」(2次公募)/課題名「自己増殖RNAテクノロジーを用いたわが国における新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対するワクチン開発」
    https://www.amed.go.jp/koubo/11/02/1102C_00002.html
  2. AMED SCARDA事業名:令和5年度 「ワクチン・新規モダリティ研究開発事業(一般公募)」/課題名「レプリコンプラットフォームテクノロジーを用いた今後出現する株を含めたユニバーサルコロナワクチン開発」
    https://www.amed.go.jp/koubo/21/02/2102C_00004.html
  3. 厚生労働省:ワクチン生産体制等緊急整備事業(第2次公募)採択結果
    https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_20482.html
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VLPセラピューティクスについて

VLP Therapeutics, Inc.(本社:米国メリーランド州ゲイサーズバーグ、CEO:赤畑渉)は2013年、世界の「満たされていないメディカル・ニーズ」に応え、従来のワクチン療法を一変する革新的な治療法を開発するため、赤畑渉が上野隆司博士、久能祐子博士らと設立しました。2024年現在、がんに対する治療ワクチンと、マラリア、デング熱、インフルエンザ等感染症に対する予防ワクチンの研究開発を進めています。

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赤畑渉(あかはたわたる)について

1997年、東京大学教養学部卒業、京都大学人間・環境学研究科入学。京都大学ウイルス研究所の速水正憲教授のもとHIVワクチンの研究開発に携わり、2002年に博士号取得。同年~2012年、米国立衛生研究所(NIH)ワクチン研究センター勤務。2009年からウイルス様粒子(VLP)を使ったチクングンヤ熱ワクチンを開発。2010年、同ワクチン研究成果を米科学誌Nature Medicineで報告、VLPが表紙を飾る*1。2012年、同ワクチン他3種類のアルファウイルスワクチン開発でNIH最高賞Director’s Award受賞。現在、VLP Therapeutics, Inc. CEO・創業者、VLP Therapeutics Japan株式会社 代表取締役・創業者・最高研究開発責任者、東京工科大学 客員教授、京都大学医学研究科 特任准教授、株式会社フェニクシー スペシャルフェロー。

  1. Wataru Akahata et al. A virus-like particle vaccine for epidemic Chikungunya virus protects nonhuman primates against infection. Nature Medicine 16, 334–338 (2010)
    https://www.nature.com/articles/nm.2105