2022年10月3日｜VLP Therapeutics Japan合同会社
VLP Therapeutics Japan合同会社（本社：東京都千代田区、代表職務執行者：赤畑渉、以下「VLPTジャパン」または「当社」）は、経済産業省による公募「ワクチン生産体制強化のためのバイオ医薬品製造拠点等整備事業（Ｉ－２ 治験薬製造拠点の整備事業）」に、9月30日付けで採択されました1。
当社は本事業において、これまでの自社パイプラインの非臨床・臨床試験で得られた新規モダリティに関する経験・知見を活かし、治験用ワクチン製造拠点を久留米リサーチ・パーク2に立上げます。本拠点では、当社のプロセス開発と治験用ワクチン製造を日本国内において内製化することと、自社のみならず他社・他機関の開発パイプラインも含め、素早く前臨床段階から臨床試験・医薬品製造に繋ぐ橋渡し役になることを目指します。また、有事の際に日本政府と協力して、迅速に臨床試験に移行できる体制を整えます。
VLPTジャパン代表・赤畑渉コメント
「日本には様々なワクチン開発の種を前臨床段階から臨床試験に移行させるためのプロセス開発力や小規模・多品種に対応できる国内製造能力が不足しており、それが日本のバイオ医薬品産業の出遅れや今般の新型コロナワクチン感染症の国産ワクチン開発の遅れの要因の一つであると考えております。この課題意識のもと、久留米リサーチ・パーク社及び関係自治体の協力を得ながら、2024年内の稼働開始を目指して各種準備を進めます。日本のワクチン開発の種を育て、世界へ展開することに寄与する拠点にしたいと考えています。」
| 本拠点での事業内容 | 治験用ワクチンのプロセス開発及び原薬製造 －自社パイプライン（感染症、がん等）の治験用ワクチンの製造 －他社・他機関からの製造受託 |
| 対象モダリティ | VLP（ウイルス様粒子）、自己増殖RNA、mRNA、ウイルスベクター等 |
| ロケーション | 株式会社久留米リサーチ・パーク |
| 住所 | 福岡県久留米市百年公園1番1号 |
| 工場稼働開始 | 2024年（予定） |
- 経済産業省：採択結果「令和3年度補正予算「ワクチン生産体制強化のためのバイオ医薬品製造拠点等整備事業」の採択結果について」（2022/9/30 掲載）
- 2021年6月、内閣府が「バイオ戦略」の一環として福岡を地域バイオコミュニティとして認定。久留米リサーチ・パークはその中核拠点として位置付けられている。（2021/6/25 内閣府「地域バイオコミュニティの形成に係る選定結果の公表について」 ）
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関連リンク・報道
- 2022/10/3 NHK ニュース「ワクチンの製造拠点 東京のベンチャー企業が久留米市に設置へ」
- 2022/10/3 北日本新聞「コロナワクチンで2段階目の治験開始 富山化学に製剤委託のVLP社」
- 2022/10/3 The Japan Times / The Mainichi / Kyodo News: “Japan gov’t selects 17 projects to support vaccine manufacturing”
- 2022/10/3 福岡県庁 記者発表資料「「ＶＬＰセラピューティクス・ジャパン合同会社」の国内初治験用ワクチン製造拠点が久留米市に設置されることに係る服部福岡県知事コメント」
- 2022/10/3 福岡県庁 記者発表資料「創薬ベンチャー「ＶＬＰセラピューティクス・ジャパン合同会社」の国内初の治験用ワクチン製造拠点が久留米市に設置されます！～ワクチン生産体制強化のための経済産業省補助金に採択～」
