2025年12月11日|VLP Therapeutics, Inc.|VLP Therapeutics Japan 株式会社
VLP Therapeutics, Inc.(VLPセラピューティクス、米国メリーランド州、CEO:赤畑渉、以下「VLPT」)及びVLP Therapeutics Japan株式会社(東京都港区、代表取締役:赤畑渉、以下「VLPTジャパン」)は本日、新規マラリアワクチンの開発に向け、米国ゲイツ財団から2年間・約280万米ドル(約4億4,000万円)の支援を獲得したことを発表しました。
この支援により、VLPTは独自のプラットフォーム技術を活用し、新たな多段階標的型マラリアワクチン1の非臨床研究・開発を進めます。マラリアに対する免疫の付与とコスト削減、低・中所得国における公平な医療アクセスの拡大が目的となります。本段階では、ワクチン候補の設計・スクリーニングを行い、げっ歯類モデルで免疫原性を評価する予定です。
VLPT 赤畑渉 CEO コメント
「私たちVLPセラピューティクス・グループは、ワクチンが十分に行き届いていない地域にも届けるため、次世代型の新規マラリアワクチンの開発に取り組んでいます。私たちが保有するプラットフォーム技術を活用し、医療環境の整っていない地域の方々、特に子どもたちに公平なアクセスを提供するとともに、地域の医療従事者、製造者、政策担当者と協力し、世界の隅々でマラリア予防策を整えることに寄与したいと考えています」
用語説明
- 多段階標的型マラリアワクチン|Multi-stage malaria vaccine:マラリア原虫のライフサイクルの複数段階を同時に標的とするワクチン。 単一段階を狙う従来型ワクチンと比べ、感染防御効果や持続性の向上が期待される。
関連リンク
- Gates Foundation: Committed grants | VLP Therapeutics