VLPセラピューティクス・ジャパン合同会社代表の赤畑渉は3月16日15~16時、日本外国特派員協会(外国人記者クラブ/東京都)で、新型コロナウイルスとその先に向けた次世代ワクチン開発についての記者会見を行います。自己増殖RNA(レプリコン)技術を用いて同社が研究開発を進める新型コロナウイルスワクチンの特徴や開発状況について発表し(20分)、日本の共同研究開発者らとともに質疑応答に臨みます(40分)。
会見は、同協会によりライブ配信されます。現地参加は報道関係者に限られますが、ライブ配信は一般公開・視聴無料です。ぜひリアルタイムで、会見の様子をご覧ください。
登壇者
- 赤畑 渉|VLP Therapeutics Japan 合同会社 代表職務執行者・創業者・最高研究開発責任者
- 山本 拓也|国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所 免疫老化プロジェクト プロジェクトリーダー
- 岩谷 靖雅|独立行政法人 国立病院機構 名古屋医療センター 臨床研究センター 感染・免疫研究部長
- 城戸 康年|大阪市立大学大学院医学研究科 寄生虫学/感染症科学研究センター 准教授
- 上村 尚人|大分大学医学部 臨床薬理学講座 教授
VLPセラピューティクスについて
VLP Therapeutics, Inc.(本社:米国メリーランド州ゲイサーズバーグ、CEO:赤畑渉)は2013年、世界の「満たされていないメディカル・ニーズ」に応え、従来のワクチン療法を一変する革新的な治療法を開発するため、赤畑渉が上野隆司博士、久能祐子博士らと設立しました。2021年現在、がんに対する治療ワクチンと、マラリア、デング、新型コロナウイルス感染症に対する予防ワクチンの研究開発を進めています。
VLPセラピューティクス・ジャパンについて
VLP Therapeutics Japan合同会社(本社:東京都千代田区、代表職務執行者:赤畑渉)は2020年、米国VLPセラピューティクスの100%子会社として設立されました。2021年現在、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)の支援1により、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対するワクチンを、VLPセラピューティクス保有の自己増殖RNA(レプリコン)技術を用いて研究・開発中です。同ワクチンの製造は、富士フイルム株式会社が行う予定です2。
- AMED事業名:令和2年度 「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対するワクチン開発」(2次公募)/課題名:「自己増殖RNAテクノロジーを用いたわが国における新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対するワクチン開発」
- 富士フイルム株式会社プレスリリース(2020年10月1日付け)「バイオテクノロジー企業VLP Therapeutics社と新型コロナウイルス感染症ワクチン候補の製剤の製造受託契約を締結」
赤畑渉(あかはたわたる)について
1997年、東京大学教養学部卒業、京都大学人間・環境学研究科入学。京都大学ウイルス研究所の速水正憲教授のもとHIVワクチンの研究開発に携わり、2002年に博士号取得。同年~2012年、米国立衛生研究所(NIH)ワクチン研究センター勤務。2009年からウイルス様粒子(VLP)を使ったチクングンヤ熱ワクチンを開発。2010年、同ワクチン研究成果を米科学誌Nature Medicineで報告、VLPが表紙を飾る。2012年、同ワクチン他3種類のアルファウイルスワクチン開発でNIH最高賞Director’s Award受賞。2021年現在、VLP Therapeutics, Inc. CEO、創業者。VLP Therapeutics Japan合同会社 代表職務執行者、創業者、最高研究開発責任者。東京工科大学 客員教授。京都大学医学研究科 特任准教授。